「勉強」と聞くと、ガリガリ記憶して、とにかく覚えるというイメージを持つ子が多いです。実際そのイメージは間違いではなく、国語でも漢字や知識は、記憶しないと立ち向かえません。
一方で、読解はこのような勉強のイメージとは異なってきます。当然のことながら、出題された文章を記憶する必要はありません。読み方解き方を身につけることが大事です。
読解は「勉強」という言葉から連想されるイメージよりも、「スポーツ」や「音楽、楽器」、「TVゲーム」を上手くなるためのイメージのほうが近いような気がしています。
1つ1つの部分を個別に練習して身体に染み込ませますが、本番ではそれらを無意識的に融合させて使っていく。
読解も同じで、読み方、解き方をそれぞれ学び、身体に染み込ませ、本番では無意識に使っていく。そんなイメージです。
国語だけ好きという子がそこそこいるのも、このような科目特性があるのかなぁと思ったりしています。
算数理科社会の先生に軽くこの件を話してみたら、実は算数理科社会も難関校を目指す際にはこのようなイメージが必要になるとおっしゃっていました。
「分解して学び、もう一度融合させる」というスキルは応用がきく重要な技術だと感じています。