1人ひとりが自分と他人を肯定できる社会へ

6年2月マンスリー

アクセス

住所
123 Main Street
New York, NY 10001

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土日: 11:00 AM – 3:00 PM

【6年2月マンスリー】

大問3/問7

―線⑥「それこそが土台となっていくはずだ」とあるが、私たちが「土台」をつくるためにはどのようにすればよいと筆者は考えているか。

〈読み方アドバイス〉

問題文の直前の文章をまずおさえよう。

P5L19.20

「そこから見つけた方法には同じ時代の普遍性が宿る」       

  ↓

「それこそが土台となっていく」 とあるから、

「そこから見つけた方法」を使えば、(時代の普遍性が宿って)、土台が作られると分かる。

では、「そこから見つけた方法」とはなんだろう?

それは、直前のP5L17.18 「毎日の暮らしで自分(で)…使って…身体や心が…心地いいのか…確かめながら手探りで見つける」方法のこと。

「毎日の暮らしで自分(で)…使って…身体や心が…心地いいのか…確かめながら手探りで見つける」 ことにより、 同じ時代の普遍性が宿る結果、土台が作られる。 と読むことができる。

〈解き方アドバイス〉

まず上記の読み方から ①「毎日の暮らしで自分(で)…使って…身体や心が…心地いいのか…確かめながら手探りで見つける」 が柱になることが分かる。

その上で、筆者が全体として、どのような構成で上の結論にたどり着いたか確認していく。

筆者は、 現代では土台が失われていると述べた上(P3L7) ③過去をそのまま取り入れることはよくない(P4L11) ②メディアやネットの情報をそのまま取り入れることはよくない(P13.14) と述べている。

そこで、 ③前の時代の価値観や ②メディアやネットの情報をそのまま取り入れるのではなく を付け加えるとよい。

まとめると、 ③前の時代の価値観や ②メディアやネットの情報をそのまま取り入れるのではなく ①毎日の暮らしで自分(で)…使って…身体や心が…心地いいのか…確かめながら手探りで見つける

となる。

〈補足〉

「土台」とは、問4(1)で問題になっているとおり、決まりごとや知恵や暮らし方のこと(本文1行目)。

土台の意味を落とすと、その後の文章がつかみにくくなる。 こうした、作者が決めた「定義」は、チェックを入れて読み落とさない。 「とは」や「となる」「として」が使われることが多い。

〈雑感〉

①部分だけ書いた子が多かった。

①を書けるのも十分読解力(特に①については読みの力)がついている証拠だが、クリアできている子はさらに上を目指してほしい。

『①が説得的な結論なんだ』と言うために、筆者がどう構成したのか という発想で、もう一度解いてみよう!