1人ひとりが自分と他人を肯定できる社会へ

2021年度 6年 5月マンスリー 説明文

アクセス

住所
123 Main Street
New York, NY 10001

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土日: 11:00 AM – 3:00 PM

【6年 5月度マンスリー】

大問3/問6

  ―線④「『hobby』は個人研究と訳すのが適当だろう、と筆者は考えている」とありますが、筆者はなぜこのように考えるのですか。

解答欄の「hobbyという英語を」という書き出しに続くように、その理由を説明しなさい。

〈読み方アドバイス〉

説明文は定義が大事ですが、特に今回の素材文は定義が大事です!

筆者が考えている内容の前提がおさえられていないと、文意がとれない形になっているからです。

それぞれ見ていきましょう。

①「hobby」とは?

研究のために資料を集める行為 (L5〜11)

②「研究」とは?

世界の誰も知らないことを突き止める行為(L6/問7)で、1人で没頭し寝るのも惜しいくらい楽しいもの(L14/問8)

そうすると、

「hobby」とは、 世界の誰も知らないことを突き止める、寝るのも惜しいほど楽しい行為のために資料を集めることだと、 筆者は考えていると分かります。

 これを押さえた上で、解いていきます。

〈解き方アドバイス〉

③「hobby」を「個人研究」と訳すのが適切なのはなぜ?

認識が変わってくるから(L15)

 →認識の変化があると分かる。

④今の認識は?

「hobby」を「趣味」と訳したことで、単なる楽しみで行うものと認識されている。軽視されている。(L14~17)

⑤「個人研究」と訳すと、どんな認識になる?

単なる楽しみを越えた、没頭してしまうほどの人生の楽しみだと認識するようになる。(研究の定義から分かる)

これらをまとめていく。

〈ここまでをまとめた一応の解答〉

「hobby」という英語を、 ③④「趣味」と訳すと、単なる楽しみで行うものと軽視して認識されるが、 ③⑤「個人研究」と訳せば、単なる楽しみを超えた、没頭し続けられる人生の楽しみとして認識されるようになるから。

ここからさらに点を重ねていく!

⑥筆者は認識を変えて、何をしたい?

高度成長期にビジネスに打ち込んできた世代にリタイア後、人生を楽しんでほしい。(L6~14)

⑦⑥は具体例。抽象化してる部分は?

物質的に豊かになった日本人を精神的にも豊かにしたい。(L3~5)

〈解答例〉

「hobby」という英語を、 ③④「趣味」と訳すと、単なる楽しみで行うものと軽視して認識されるが、 ③⑤「個人研究」と訳せば、単なる楽しみを超えた、没頭し続けられる人生の楽しみとして認識されるようになり ⑦物質的に豊かになった日本人を精神的にも豊かにできると考えているから。

〈次の問題に向けて〉

定義が大事! 定義には必ず線を引いて、チェック!

筆者がある物事を〇〇と考えていることを確認し、〇〇を前提に次の◎◎を話しているなーという感覚を養っていきましょう!