1人ひとりが自分と他人を肯定できる社会へ

2021年度 6年6月マンスリー 物語文

アクセス

住所
123 Main Street
New York, NY 10001

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土日: 11:00 AM – 3:00 PM

【6年 6月マンスリー】

大問4 問9

 ―線⑥「それはスッキリした枝を深く剣山に挿したときの気分」とありますが、このときのあみの気持ちを説明しなさい。

〈読み方アドバイス〉

「枝を…剣山に挿したときの気分」

=完成したときの気分であることに加えて、

直前直後に、

「すっと胸が晴れた。」 「決まった。私は応援したいんだ。」 「何より…実況が好きなんだ」とあるので

応援するために実況しようと決意でき、すがすがしく思っている んだと分かる。

言葉にしたとたん、すっと胸が晴れ、―線⑥の気分になっている(L11.12)ので、 ―線⑥のきっかけとなったのは、 「わたし、ハジメテヒラクで実況したい」と言葉に発したこと である。

ここまでの内容をいったん合わせると、

②「わたし、ハジメテヒラクで実況したい」と言葉に発したことで ①応援するために実況しようと決意でき、すがすがしく思っている となる。

③では、なぜハジメテヒラクで実況したいと言葉にしたことで、決意が固まったんだろうか?

「ハジメテヒラクで実況したい」と発する前、P14L16~P15L11に注目する。 生け花は引き算の練習だと話す先生の真意を理解したあみが、 心を枝、モヤモヤを葉っぱに見立てて、落としている。

すなわち、 引き算の練習である生け花を、 自分の心に見立てて何が本当に大事なのかを自問自答している。

このような自問自答の中、ハジメテヒラクで実況したいと言葉にしたことで、決意できたといえる。

また、すがすがしい気持ちになれたのは、もともとすがすがしくなかったからである。

より具体的には、 P9L9以降、私がハジメテヒラクで実況することにさまざまな点から迷いが出てきていたからである。このような内容も入れていく。

〈書き方アドバイス〉

上の読みの内容を1つ1つ置いていく。

〈暫定的な解答〉

 ④ハジメテヒラクで実況することに様々な点から悩んでいたが ③引き算の練習である生け花を、 心に見立てて何が本当に大事なのかを自問自答した中、②「わたし、ハジメテヒラクで実況したい」と言葉に発せたことで ①応援するために実況しようと決意でき、すがすがしく思っている

〈加点をねらって修正〉

上のままでもいいけど、 ②「わたし、ハジメテヒラクで実況したい」と言葉に発せたことで の部分は、 セリフのままになっちゃっているので、その意味する内容に取り替えるか添える。

 (セリフ=必ず☓という意味ではない)

自分の気持ちに気づけたことを示しているので、変えてみる。

〈微調整〉

また①の「応援するために」も誰を応援するのか分からないから、念のため付け加えておく。 (採点官によっては、分かってんだろうなってことで○もらえるかもだけど一応。)

〈解答〉

④ハジメテヒラクで実況することに様々な点から悩んでいたが ③引き算の練習である生け花を 心に見立てて何が本当に大事か自問自答したことで ②自分にとって本当に大事なことは、実況することだと気づけたので ①仲間やヨシマサ屋を応援するために実況しようと決意でき、すがすがしく思っている。